影の主役・平岡くん
SHIROBAKO Advent Calendar 2015 - Adventar
16日目の記事になります。
よろしくお願いします。
年末年始にSHIROBAKO再放送されるそうですね。
まだ見てない方やもう一度見返したい方は是非どうぞ。
そのSHIROBAKOとは一体どんなアニメなのか、一言でいえばアニメ業界の日常を描いた群像劇作品です、 って公式が言ってました。普段自分の知らない業界の話を見るだけでも面白いですし、物語もキャラクターも魅力的なのでオススメです。
ちなみに僕の一番の押しキャラは井口さんです。
普段はくだけた話し方をしていても、仕事に対する姿勢は真剣だったり悩みにハマっててもひたすら取り組む姿がカッコ良いですよね。
さて、この記事の本題です。
みなさん、平岡くんはお好きですか?
SHIROBAKOの14話から登場する、経験5年の製作進行。登場場面から素っ気なく宮森たちとは明らかな温度差を感じさせる役で嫌われ役というか、印象の悪さを感じさせるキャラです。
SHIROBAKOというアニメへの期待感と、見る人の価値観によって好き嫌いは分かれるところだと思いますが、僕個人としては平岡くんは好きなキャラです。というのも平岡くんというリアリティの差水でSHIROBAKOがひきしまったと思うし、最初の態度も理由を見ると自分では如何ともし難い環境って、きっとあるんだろうなと思ってしまうからです。
共感できる・好きなところ
1ヶ月作業が止まった後、さらに差し込みでPV作成が入ったシーン。
「あー、ダミーダミー。もう作業入っているカットテキトーにつなげればいいんだよ」
「PVなんて余計な作業なんだからさあ、現場に負担かけない様にそこそこでいいんだよ」
クリエイティブな仕事をする身でちょっと乱暴な言い方だなとは思いつつも、現場の負担 を気にするところは共感してしまいます。製造業の管理職を経験した身としては、売上に合わせて人員調整をしているのに、差し込みで作業量増えたからよろしくと言われてもはいそうですかとは思えないです。結局しわ寄せを受けるのは現場なんですよね。こういった現場視点の言動が好印象なのですが、自分の保身の為に言っているのかな?という疑問も少しあったり。
タイタニックへ向かう車でのシーン。
『ド新人、容量悪い、クソマジメ。アイツ、まだこの仕事に夢見てんだよ』
矢野さんに宮森をどう思うか聞かれた時の答え。新人の頃の自分と重なって見えてるんだろうなと感じさせるセリフですね。 自分の中に燻っているものを抱えているからこそ、今活躍している宮森がよけいに気になるんだろうなと。そういう部分が見え隠れするのが憎めない所。あと、ここの矢野さんとの掛け合い良いですよね。
喧嘩回の後の久乃木さんと平岡くんのシーン。
短いシーンなんですが久乃木さんがなにか言いかけて逃げるのに対して、「なんだよ、最後まで言えよ」と言う平岡くん。普段ひねくれたことを言うくせに、人の話しを聞く耳はちゃんと持ってるのかと印象に残った場面でした。取りつく島のないどうしようもない人って、聞く耳を持たない人だと思うんですよね。
共感できない・嫌いなところ
平岡くんは隙が大きいというか、突っ込みどころが多くダメだと思うところのほうが目に付きやすいキャラクターですよね。素っ気ない言動で好感度低い、言い方が悪い、喧嘩を売る(円さん)、八つ当たりする(りーちゃん)、あげくクレームが来る(瀬川さん)。たとえ過去に何かがあったとしても、腐っていい理由にはならないと思います。でも、こういうキャラを見ると嫌な過去に染まってしまっている事を単純にもったいないなとも思うんですよね。
まとめ
SHIROBAKOのなかで賛否ありそうなキャラとして平岡くんを取り上げてみました。一番現実味のあるキャラクターだと思うんですよね、よくも悪くも。みなさんは平岡くんを見ていてどう感じましたか?
以上です。